2026/09/27

旗岡八幡神社

 品川区旗の台にある神社。公式ページによると長元三年(1030年)に甲斐守源頼信公が平忠常の乱を治めるべく下総へ赴く際、この地に宿営。八幡大神(源氏の氏神)を奉齋し戦勝を祈願したのが発祥とされている。

旗岡八幡神社 鳥居

「旗岡」「旗の台」という名は“高台に陣を敷き源氏の白幡を靡かせ大いに武威を誇ったこと”が由来。江戸時代に入っても武家の崇敬は深く、毎年2月15日に集まった武士達による弓の競射が執り行われたらしい。

旗岡八幡神社 拝殿

境内は東急大井町線「荏原町駅」から徒歩2分の住宅街の中にある。朱色の鳥居をくぐって参道を進んだ先が拝殿となる。昭和20年(1945年)の空襲により社殿は焼失したが、昭和39年(1964年)に現社殿が造営された。

旗岡八幡神社 神楽殿

この日は例大祭だったため、神楽殿で奉納行事が執り行われていた。また、今回は境内をゆっくり散策はできなかったが、拝殿の前には大きな桜の木があり、神輿庫や空襲を逃れた絵馬殿なども確認できる。

旗岡八幡神社 絵馬殿

御朱印は拝殿の右手にある社務所の窓口で対応している。書き置きと直書きのどちらかを選べるが、今回は御朱印帳に直書き(初穂料300円)していただいた。例大祭にも関わらず丁寧な対応でありがたかった。

旗岡八幡神社 御朱印

2026/09/25

千住河原町稲荷神社

 足立区千住河原町にある神社。創建は不詳ながら、1906年に建立された「千住青物市場創立三百三十年祭紀念碑」が残されていることから、市場が創設された天正4年(1576年)にはあったと考えられる。

千住河原町稲荷神社 鳥居

東京神社庁の公式ページには“河原町の鎮守さまであり、この神様は食物の神・商売繁盛の神・出世の神さまで千住市場の守護神”とある。千住市場は「やっちゃ場」と呼ばれ、神田・駒込と並び江戸の三大市場に数えられた。

千住河原町稲荷神社 狛犬

境内は京成本線「千住大橋駅」から徒歩2分の場所にある。JR・東京メトロ「北千住駅」からも徒歩15分程度で住宅街の中にある。国道4号線沿いに鳥居が見えるが住宅街側にも鳥居と大きな狛犬が迎えてくれる。

千住河原町稲荷神社 拝殿

脇にあった説明書きによると、この狛犬は足立区内最大で自然石を組み上げた上に鎮座させているらしい。阿吽の一対で、石工の名は刻まれていないが、大きなものが好きな「やっちゃ場」の旦那衆が造り上げたとされる。

千住河原町稲荷神社 天水桶

境内はそれほど広くはないが、神楽殿や社務所、稲荷会館(集会所)などが確認できる。鳥居をくぐるとすぐに拝殿があり、両脇には天水桶が見える。また千寿七福神のうち福禄寿が祀られており正月には七福神巡りの参拝者で賑わう。

千住河原町稲荷神社 社務所

御朱印は社務所の窓口で拝受できる。初穂料は500円で書き置き(日付と印はその場で入れる)だった。“本日の御朱印は書き置き”とわざわざ案内されてることから直書きの日もあるのかもしれない。とても丁寧に対応していただいた。

千住河原町稲荷神社 御朱印

2026/09/19

元神明宮

 港区三田にある神社。いただいた由緒書によると、伊勢神宮・内宮の御祭神・天照大御神をお祀りしており、寛弘二年(1005年)一条天皇の勅命により創建された。渡辺綱の産土神でもあり、多くの武人に崇敬を受けた。

元神明宮 石段と鳥居

また、安産の神、水難・火難除けの神として崇拝されている東京水天宮が祀られている。文政元年(1818年)隣接する有馬藩邸内に、邸内社として九州久留米水天宮から分祀。明治四年(1871年)に有馬邸移転の際、その御分霊が奉斎された。

元神明宮 手水舎

境内は都営大江戸線「赤羽橋駅」から徒歩6分の高台にある。近代的な高層ビルに囲まれる場所だが、平成六年に伝統的建築とコンクリート建築が融合した社殿が完成。周囲の環境に溶け込んでいる。

元神明宮 拝殿

石段の一部は旧来からあるものが使用されており、さらに拝殿に向かう階段を上る。2階部分は鉄筋造りの建物の中に木造建築の社殿が入っている構造になっており、ガラス壁を境にして右手に社務所がある。

元神明宮 木造の社殿

境内社が複数あるが、いずれも稲荷社。その中でも平河稲荷神社は旧江戸城紅葉山の鎮座していたもので、徳川三代将軍家光の御台様(妻)が信仰していたと伝えられる。その他に天白稲荷神社、権太夫稲荷神社、槻根稲荷神社が確認できる。

元神明宮 境内社

御朱印は社務所の授与窓口でインターホン呼び出し方式にて対応している。書き置きのみで初穂料は500円。窓口には御守りなども並べられており、対応時間は9:00~17:00となっている。

元神明宮 御朱印

2026/09/15

芝崎日枝神社

 台東区西浅草にある神社。室町時代には丸の内・常盤橋付近にあった東光院境内に祀られていた。近江の日吉大社の御分霊を勧請したものとされ、慶長年間(1596~1614年)江戸城を増築の際に日本橋小伝馬町に移った。

芝崎日枝神社 鳥居

その後、明暦三年(1657年)江戸の大火後に再興されて現在の地に遷座した。境内は東京メトロ銀座線「田原町駅」から徒歩7分の場所にある。鉄の扉がある囲いの中に鳥居があり、その先の階段を上ると拝殿がある。

芝崎日枝神社 拝殿

浅草神社の兼務社となっており、普段は神職が常駐していない。昭和43年(1968年)に鉄筋コンクリート造りへと改修され1階部分は駐車スペースとなっている。近くに本社三島神社があるが、造りが似ている。

御朱印の案内

拝殿の左側は社務所だが開いていないようだ。御朱印は別の場所(町会が管理)で受けられる旨の案内があり、境内を少し離れた場所で拝受できる。なお、御朱印をいただけるのは毎月15日のみとなっている。

芝崎日枝神社 境内

当日になるとFacebookで対応時間などが案内されるため確認が必要となる。初穂料は300円で書き置きのみ。全てを調べたわけではないが、他の参拝者のブログなどから、どうやら時期により字体やスタンプが変わるようだ。

芝崎日枝神社 御朱印

2026/09/13

葛飾氷川神社(堀切氷川神社)

 葛飾区堀切にある神社。東京神社庁公式ページによると、創建は“正治元年(1199年)武州一の宮氷川神社を勧請”とある。また境内社の八王子神社は治承2年(1178年)に源頼朝公により関西方面から移されたと伝えられる。

葛飾氷川神社 鳥居

境内は京成本線「堀切菖蒲園駅」から徒歩8分の住宅地の中にある。鳥居をくぐると右手に手水舎があり、正面に拝殿が見える。拝殿の右手には神輿庫。参拝した日がちょうど例大祭だったため神輿を確認できた。

葛飾氷川神社 拝殿

八王子神社は社殿の左手にあり、境内に八王子神社の鳥居や社号標もある。明治42年(1909年)に氷川神社に合祀され、昭和6年(1931ね)境内に社殿を新築した。今回はいただかなかったが八王子神社の御朱印もあるようだ。

境内社・八王子神社

さらに、その左手には創建以来、天正年間(1573年~91年)よりの御神木と伝えられる「クロガネモチ」が祀られている。葛飾区の天然記念物にも指定されていたが、平成7年(1995年)に老樹のため枯死し、現在は切り株のみ保存されている。

御神木

御朱印は境内の左手奥にある社務所窓口で拝受できる。通常は直書きらしいが、この日は例大祭だったため書き置きのみ(初穂料は500円)で、例祭奉拝と記されている。また、王子白髭神社や平井天祖香取神社など兼務社の御朱印にも対応している。

葛飾氷川神社 御朱印


2026/09/09

千住本氷川神社

足立区千住にある神社。公式ページによると徳治2年(1307年)に下総国千葉氏が、牛田に千葉山西光院と共に氷川社として創建されたと伝えらている。また、明治43年(1910年)に荒川放水路構築のため、牛田氷川神社を合祀した。

千住本氷川神社 鳥居

境内はJR・東京メトロ「北千住駅」から徒歩5分の場所にある。鳥居をくぐると参道があり二の鳥居に先に社殿が見えるが、こちらは旧社殿で末社とし三峯神社・久須志神社・大黒天が祀られ、右手には別に三精稲荷神社もある。

千住本氷川神社 旧社殿

境内にはこの他にも足立区ラジオ体操発祥の地の碑や松尾芭蕉「奥の細道」の石碑などある。なお、旧社殿は日光東照宮造営に奉仕した大工が建立したと伝えられており、見事な龍や鳥類の彫刻が確認できる。

千住本氷川神社 稲荷社

現在の社殿は、旧社殿から参道を右に折れた先にあり、昭和45年に新築したものとなる。一対の狛犬に迎えられ、赤い柱の拝殿が見える。鉄筋コンクリート銅板葺きの社殿だが、木造のような温かみのある造りになっている。

千住本氷川神社 社殿

御朱印は境内にある神楽殿の奥にある社務所で拝受できる。窓口があり御朱印帳を渡すと対応していただける。直書きで初穂料は500円。通常タイプの他に季節の限定御朱印もいただけるが、こちらは書き置きのみとなる。 

千住本氷川神社 御朱印


2026/09/05

西久保八幡神社

 港区虎ノ門にある神社。公式ページによると“寛弘年中(1004~1012年)に源頼信が石清水八幡宮の神霊を請じて霞ヶ関のあたりに創建”とある。その後、江戸城築城に際し太田道灌により現在地に遷された。

西久保八幡神社 一の鳥居

江戸時代には江戸八所八幡の一つに数えられ賑わいがあったが、何度も火災に遭い焼失。再建が繰り返された。近年では昭和20年(1945年)に戦災に遭い消失。令和元年から境内整備事業が進められ、現在の本殿・幣殿・拝殿を連結した複合社殿が再建された。

西久保八幡神社 二の鳥居

境内は東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から徒歩3分の場所にある。国道一号線沿いを歩くと鳥居があり、石段を上った先に二の鳥居。参道を進むと正面に社殿が見える。左手に手水舎があり、右手奥に社務所が確認できる。

西久保八幡神社 社殿

境内末社は3社で、社殿に向かって右手に人麿社(柿本人麻呂)、稲荷社(宇迦之御魂神)があり、庚申社(猿田彦神)は最初の石段を上る手前の右手にある。こちらも新しいので、社殿再建時に新しくなったものと思われる。

西久保八幡神社 境内社

なお、社務所にてインターホン呼び出しで御守り・御札などを拝受可能だが、「御朱印」としては対応していない。但し、参拝記念スタンプとして書き置きタイプのものが用意され、自分で賽銭箱に初穂料300円を納め受け取るようになっている。

西久保八幡神社 記念スタンプ

周辺は高層ビルが建ち並び、都心の神社らしい雰囲気だが境内は穏やかな空気が流れている。参拝時は雨天だったにも関わらず、外国人も含め参拝者が多くみられた。境内に屋根付きのベンチもあり、雨の中しばらく休憩できた。

西久保八幡神社 参拝記念スタンプ